モディファイ12.AVN交換

 私は、ディスプレイの収まりがいいオーディオ、ナビ一体型のAVNがお気に入りです。
 DVD-AVNから今はやりのHDD-AVN(2DIN:NAVI/DVD/HDD*2/AM/FM/TV)への交換です。
 

1.どうしてHDDタイプ?

 自作PCのページをご覧になった方は、どうしてHDD?という疑問があるでしょう^^;
 確かにHDDの車載は歴史が浅く、正直言うと信頼性にはまだ不安を感じます。
 でも、自動車メーカー純正でもHDD装着が進んでいることを考えると、品質は期待してもいいのかと。。。
 HDD=壊れるものということは忘れていませんので多少の不安はありますが、
 HDDの大容量(PCに比べればまだまだ小さいですけど)にはそれ以上の魅力を感じます。

 HDDタイプではナビの性能アップに期待する人もいるようですが、でも私はHDDナビに大きな期待はありません。
 ナビ自体の性能は1、2年前にほぼ行くところまで行ったという感じがしています。
 最近のナビの新機能には実用性を考えると、???って所が多いですし(密かに私はナビマニアだったりします^^)

 まず、HDDに期待するのはMusicJuke機能です。20GBを単純に音楽CDに換算しても約300枚分!すごい!!
 私は巨大で高速なCDチェンジャといった感じと思っています。メディアの入れ替えに煩わしさを感じる私にとっては願ったりの機能です。
 CDチェンジャと考えていれば、万が一、HDDが逝ってしまっても、それほどショックはないですしね。(やっぱりHDDの信頼性を疑っている^^;)
 実際はCDからリッピングしたデータを生音(PCM)で記録するのではなく圧縮して記憶するため生の音と聴き比べると差が分かります。
 本当の音好きには圧縮された音なんて邪道なんでしょうが、普通に聴く程度では全く問題無く、私はこのレベルで十分です。
 昔、かなり音楽に凝っていた時代があって音は結構聴き分けできて、確かにピュアな音の方がいいのは分かるのですが、
 音を追求すると聴き入ってしまうタイプなので、車は安全を考えてこの程度で十分です。
 それにレガは、高級車のようにエンジン音がほとんど聞こえないような遮音性の高い車ではないですし。

 それにもう1つHDDタイプで期待するところがあります。
 ナビのデータがHDDに移ったため空いたDVDデッキがあります。これを使ったDVD-Video再生(5.1ch再生)です。
 家では制約があって5.1ch環境を構築が困難です。
 でも車で4chはごく普通になっています。それにセンタースピーカーとサブウーファをつけるだけで5.1chができます。
 そう!車は5.1chがとても作り易い環境なのです。
 スピーカー位置とリスナー(運転者)の位置がほぼ固定するのでスピーカー設定次第ではかなりいい環境が構築できると思います。
 またディスプレイ解像度もVGAということで快適な環境が期待できそうです。
 しかし、サブウーファは置き場所など諸事情でパスして、センタースピーカーのみ追加の5chとしました。

 ということで、ECLIPSE AVN8803HDへの入れ替えを行いました。
 MP3再生もできるし、MemoryStickも再生できる。でもMemoryStick使っている人って少ないんだろうな〜(密かに私はSONYマニアだったりもします^^)
 MP3も音楽CDに比べると1/5〜1/10になるのでかなり沢山の曲が1枚に収録できます。
 でもMP3の曲が多すぎるとファイルサーチに時間が掛かってレスポンスが低下するので注意が必要ですが。
 あとカタログ等には記載がありません(メーカー保証していない)が、DVD-RやDVD-RWも再生可(一部うまく再生できないものもあります)なのも魅力です。
 家のPCで作った音楽CD、MP3、DVD-Videoが車で再生できて、自宅と車のリンク度が増して、なかなか快適な環境になるのではないかと(^^)
 先日Dual FaceというAVN9903HDなんていう新製品が発売されて、確かに7インチのVGAには惹かれますが、
 私は基本的にナビ常時ONですし、冒頭で書いた通りディスプレイの出っ張りが好きではありませんので、従来型のAVNを選びました。
 AVN9902HDの後継(BHレガでいうとC型からD型へのマイナーチェンジって感じでしょうか)で品質的に安心できそうなことも選定の理由です。
 

2.パネル等の取り外しと工具

 前のAVN取り付けは業者にお願いしましたが、今度は自分でやってみました。

 必要な工具は、最低でもプラスドライバ(柄の長いものと短いもの)が必要で、後は内装剥がしがあれば作業が楽です。
 あと、アース取りの場所によっては、レンチなどが必要。

 

 (1)AVN本体を交換するために、センターコンソールパネルを外します →外し方はこちら
 (2)助手席足元(マット下)の配線とインパネ上のアンテナやセンタースピーカーの配線を助手席下に引き回すために
   サイドステップ上の樹脂製カバー(何て言うのだろう?)とピラのカバーを外します。 →外し方はこちら
 (3)外部アンプの取り付けや助手席下に配線を通す等のために、床マットを外します →外し方はこちら
 

3.取り付け&配線

 (1)センタースピーカーとVICSアンテナをインパネ上に仮置きして、配線をピラ下側からグローブボックス横を通して助手席足元まで引き込みます。
   センタースピーカーの配線は内装剥がしを使ってフロントガラスとインパネの隙間にグイグイと埋め込みました。
 (2)VICSアンテナとセンタースピーカー用AMPの配線を助手席足元の右側からセンターコンソールに通します。
 (3)MDチェンジャ用延長ケーブル、外部VTR用ケーブルも同様に配線。
   (外部VTRケーブルは後日装着予定のHKS CAMP用です)
   その他のGPS、TVアンテナや電源コネクタ等は互換性があるので、そのまま使います。
 (4)各ケーブルを本体と接続し、外部AMPの電源を取ります。GNDはエンジンECUのカバーのネジに共締め。
 (5)助手席下にあるVICSユニットを取り外して、その後にMDチェンジャを設置。
   VICSユニットは3メディア用でそのままでも使えるのですが、MDチェンジャや今後装着予定のCAMPを考えるとスペースが無いので引退してもらいました。
   VICS無し? いえいえ、VICSアンテナが2メディアVICSユニットも兼ねています。FM VICS用チューナは本体チューナを兼用です。
   (FM(民放)をききながらFM VICSできませんが、FMはほとんど聞かないのでこれで問題なし)
 (6)この時点で一度、電源ONして、一通りの動作確認をします。組み上げて動作しなかったら、二度手間になるので。
 (7)AVN本体をブラケットに固定して、ブラケット自体を固定します。
 (8)センタースピーカー用外部AMPを助手席足元(エンジンECUカバーの下辺り)に両面テープで固定。
 (9)助手席足元で、スパゲティ状態になっている配線を整理してテープで束ねて、インパネ上のセンタースピーカーとVICSアンテナを両面テープで固定。
 (10)最後に外したマットやカバー等を元の通りに戻して取り付け完了!

     

 途中で雨が降ってくるし、MYレガでは初取り付けで業者に取り付けてもらった時を思い出しながらの作業だったので、
 昼過ぎから初めて終わった時はすでに夜でした。あ〜、疲れたぁ ^^;
 

4.装着感など

 各スピーカー毎にタイムアライメントやレベルを設定できますが、とりあえずはデフォルトのままで。
  ※タイムアライメント:各スピーカーからの音の出力タイミングを調整して、リスナーまでの音の到達時間を合せることです。
 設定をばっちり合せるとかなりいい音するんでしょうね〜。そのうち試してみることに。
  →遅れ馳せながらタイムアライメント調整をやってみました。調整してみた感じはこちら

 最初は、適当な音楽CDで試聴です。およよ!音がいい! ステレオでもセンタースピーカーが鳴るので予想以上にいい感じです!
 センタースピーカーをON/OFFしてみるとその効果がよく分かります。
 ありゃ? 使ったCDはCCCDだけど録音できてます・・・

 さて次はDVD-Videoです。おおおぉぉぉ、いい音です。
 テスト的に、○ード・オブ・ザ・リングを持ち込んだのですが、映像もすごく綺麗です。奥さん、子供ともにドップリ嵌ってしまっています。
 後日、スター・○ォーズも見たのですが、なぜか映像の綺麗さは普通かなという感じでした。
 ディスプレイの特性だと思うのですが、○ード・オブ・ザ・リングのような青、緑色系が多い映像との相性がいいようです。
 でも、私は走行中に見れないので、さびしい〜^^;
 MYレガの場合、リアスピーカーがリアドアに付いているので、前席で5chの臨場感を味わおうとすると、リアスピーカーのレベルを結構上げざるおえなくて
 後席に乗っている人にとっては爆音?になってしまいます。
 サテライトスピーカー等を付けるといいのでしょうが、オーディオは嵌ると怖いので、とりあえず、このままにしておくことに。
 でも、そのうちデッドニングぐらいはしてみようかな〜、なんて思ったりしています。
 さて、後は家にあるCDをドンドン入れてHDDに録音して、私だけのMusicJukeを完成させよう!
 でも、最大3000曲も入るけど、どうやって入れるんだ(汗)

 最後にちょっと失敗かなと思うこと。センタースピーカーのデザインがMYレガではかなり浮いています・・・
 灰皿が鎮座している様に見えてしまうのは私だけでしょうか^^; A社製にすればよかったな〜・・・と思う今日この頃です。
 →現行品では色がブラックに変更されました。欲しいなぁ・・・
   ユーザからフロントガラスへの映り込みを指摘されたのがマイナーチェンジの発端だとか。
   AVN本体色にブラックが追加されたモデルがありますが、これも同様にユーザの声から生まれたそうです。
   スバルもBP/BLのA型からB型で脚周りを年改したので、ユーザの声に素早く反応するメーカーかなと思います。
   ユーザの声を大切に、素早く反応する! いいことですね!(2005/2/27)

     

 PS1:子供達のリクエストに応えて壁紙はピカチューが張ってあります(笑)
 PS2:ナビにIKONOS地図があるのですが息子に何故かウケています。妙に楽しそうです。単に新しいもの好きか・・・
     私は釣り場探しで海辺を見ていると(こんな使い方があるんですよ ^^)、某造船所に潜水艦が・・・これいいの???
 PS3:最近、息子のイッチ〜は、プレイリストリピートやランダムなどのオーディオ機能を覚えてお気に入りの曲を楽しんでいます。
     表記は英語だし、教えてもいないのに・・・どーも自分で試行錯誤して見つけているみたいです。最近の子供は凄いですねー(笑)
     娘はいつも「アンパン」とリクエストを・・・「アンパンマン」のことです(笑)

<2006.1.19追加>
  知り合いがシルバーのセンタースピーカーを引き取ってくれるというので、新製品のブッラク塗装品に交換しました。ECLIPSE E504CSPです。
  フロントガラスへの写りこみがなくなり、内装との色のマッチングもよくなり、いい感じです。
  ついでに、以前から気になっていたオルタノイズ対策として、フェライトコアをグランドラインと音声ラインに噛ませました。
  左下の写真で黄色の矢印がフェライトコアです。その結果、確かにノイズは小さくなりました。
  フェライトコアをアースにかませる方法は、相互リンクしているがっしー様にお教えいただいた方法です。
  この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました m(_ _)m
  まだ納得できるレベルまでノイズが下がっていなかったので、更にアースの場所を水色の矢印の位置に変えてみたところ、
  更にノイズが小さくなり、ほとんど聞こえなくなりました。
  ノイズで困っている方は、試してみる価値はあると思います。
<2008.4.1訂正&追記>
  あるサイトで気になる内容を見つけた。以下、抜粋。
   「残念ながらフェライトコアは電磁波などの高周波ノイズのためのもので、オルタネーターノイズには無力なんです。」
  これが事実だとすると、私の場合、オルタノイズだけでなく高周波ノイズも乗っていたようで、それが軽減されてノイズが減ったっぽいです。
  フェライトコアを付けても、まだ、かすかにオルタノイズが残っているし、オルタノイズに対してフェライトコア装着はあまり有効手段ではないのかもしれません。
  この段階でのノイズレベルはさほど気になるほどではないのですが、私は気になりだすと止まらないタイプ・・・(苦笑)
  根本からオルタノイズを対策するためにノイズフィルタを導入しました。

   
 

5.その他いろいろ

<タイムアライメント調整> 2005.2.27追加
 メジャーで耳からスピーカまでの距離を測って入力します。
 実際は、障害物(例えば、左後席スピーカは助手席)があるので、微調整は聴きながら自分の耳を頼りにしました。
 できるだけ自分の前に人の声の音像が来るように調整してみたのですが、抜群に良くなりました。特にDVD-Videoでは効果絶大です。
 目をつぶって(もちろん停車中に)、どこから音が聴こえるかイメージすると音の像(音像)が見えてきます。
 ある人は音像の見え方(実際に見える訳ではないですが)は個人差があるよと言ってましたので、人によっては見えないかもしれません。
 音楽だとボーカルが、DVD-Videoだと人の声が、目の前に来るような方向に調整すればいい感じになると思います。
 タイムアライメント機能が無い場合、前後左右のスピーカの中心に頭を持ってくれば、タイムアライメントの効果を擬似的に体感できます。
 ※試してみる場合、走行中は危険なので、停車中に!
 前後スピーカのスペックの違いや感じ方の個人差などがあるでしょうが、音の違いは体感できると思います。
 人の声が中央に来ていい感じに聴こえるはずです。
 デッドニングやスピーカ交換などオーディオには一切、手を入れていないのに、これはなかなかいいです。(そのうち慣れてしまうのかもしれませんが^^;)
 家族には調整したことを言っていません。でも今のところクレームが出ないので、このままいい思いをさせてもらお〜っと(笑)

<CDDBのバージョンアップ> 2005.2.27追加
 遅れ馳せながら、ECLIPSEのHPから最新のCDDBがダウンロードできるのでアップデートしました。
 これで登録曲が1000タイトル増えるそうです。詳細はメーカーサイトからダウンロードできる説明書(PDF)を参照。

 アップデート作業で私が気になったのはアップデートに要する時間です。
 Ver158へのアップデートには30分以上掛かりました。
 アップデート中の画面は何も動かないので、ちょっと不安になるかも・・・
 ちなみに、先代のAVN9902HDは全部で3回アップデートする必要があるので大変そうです(所要時間合計約1時間)
 アップデート中は電源を落とせないし、アップデート後に一旦電源OFFする必要があるので、
 アップデートに要する時間+αでACC OFF/ONできる時に行うのが最適と思います。

余談:CDDBとは?
 音楽CDには先頭にTOCと呼ばれる情報が格納されています。
 TOCはTable Of Contentsの略で、その名の通り、収録曲がどこから始まるというような時間情報が格納されたテーブル(データ)です。
 音楽CDは世の中に数え切れないぐらい沢山の種類がありますが、収録曲数とその演奏時間などがピッタリ同じCDは殆どありません。
 そこに目を付けた偉い人が、TOCと曲情報(アルバム名、アーティスト名、曲名など)を関連付けたデータベースを作った訳です。
 でも数え切れないぐらい多数存在する音楽CDに対して、どうやって曲情報を整備したのでしょう。普通に考えると無理ですよね。
 これまたよくできている点なのですが、ネット経由でユーザがデータを登録する形態にしてデータを整備したのです。
 もう10年ぐらい前の話ですから、すごいですね。感心しちゃいます。
 WindowsMediaPlayerを使っていて音楽CDを聴くと曲名が表示されることがあります。
 CDDBとは違いますがCDDBと同様の仕組みです。Microsoftは財力があるので自前で整備したのでしょう。
 欠点は、低確率ですが、異なるCDで同じTOCが存在してしまうことでしょうか。
 曲数が少ないCDでは、TOCが同じになる確率がぐっと高くなります。
 このような場合は、ユーザが選択できるようになっているのが一般的みたいですが、私の装着しているAVN8803HDがどうなっているのかは知りません^^;
 最近では、波形解析した結果と曲情報を関連付ける技術も既にあるそうです。
 CDDBのようにCD限定ではないので、これからの主流になるような気がします。
 本題より余談の方が長くなってしまった・・・失礼(^^;
 

<AVN8803HD設定メモ> 2007.3.31追加
 バッテリー外すと設定が初期化されてしまうので各種設定をメモしておく→AVN8803HD設定メモ
 

6.iPod対応 (2010/03/30 追加)
 iPodが使えると便利なので、検討してみることにした。
 FMトランスミッターを使うことを真っ先に思い付いたが、音質面で不安があるので却下。
 AVN8803HDには、外部VTR入力があって、燃費計のCAMPを繋いでいたが、燃費計を表示すると音楽が聴けないのが欠点であった。
 そこで、外部VTRのオーディオ入力をiPodに変更して、ビデオ入力を従来通りにCAMPの画面で使って、音楽を聴きながら燃費計も表示できる一石二鳥な方法を考えてみた。

 まず外部VTR入力端子はRCAなので、iPodの出力をRCAに変換する必要がある。
 方法としては、ヘッドフォン用ピンジャック→RCAと、Dock→RCAの2通りあるが、今回は後者を選択した。
 その理由は、Dock→RCAだと、iPodから出力される音量が一定なので、AVN側だけで音量調整ができるからである。
 iPod側の音量が大きすぎて、爆音!・・・なんてトラブルは起きない。

 次に検討したのが電源供給(充電機能)である。
 例えば、シガ・ライター・ソケット→USB変換→iPodケーブルで充電することも可能だが、これだと上記のDockから音声を出力することができない。
 そこで、何かいいものが無いか探してみたところ、Dock→オーディオRCA+12VDC電源ラインに変換できるケーブルを見つけた。値段は3000円弱。

  

 12VDC電源ラインにAccを繋げば、エンジンON(ACC On)中は、iPodに給電できる。
 一方、エンジンOFF(Acc Off)すると、iPodの電源供給が停止するので再生が自動的に停止して2分後にはiPod自体電源が切れるという動作になる。
 余計な電力は消費せず、次は続きから音楽を聴く事が可能になるので、機能的にはこれで十分。
 唯一の欠点としては、Acc Onで自動的に再生を開始しないので、毎回再生ボタンを押さないといけないことぐらいだ。
 当然、CAMPの音声は聞けなくなるが、操作音程度なので、実用上問題は無い。
 後付にしては、満足度の高い対応方法を見つけることができた。
 iPodの動画も観たい場合は、ビデオ出力対応の変換ケーブル(+1000円)もあったので、セレクタを付けて、iPodとCAMPを選択できるようにすればいいと思う。
 
 
 

 ※車いじりの基本ですが、いじる場合は、自己責任で!
 
 

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